真夜中のサンパウロを走る怪しい車列･･･
2017/11/24
今日はブラジルのお盆休みフィナドス！です。
こんにちは！リアムです。
今日は、ブラジルは祝日で休日。
日本でいうところのお盆休みでした。
日本でお盆休みというと、一般的に8/13～15の3日間ですが、
ブラジルでは、11/2の１日だけです。
とはいってもですね、、、
明日、11/3は金曜日なので、一日働いても土日で休み。
そんならいっそのこと、明日も休んじゃえ！！
というブラジルの国民性で、
明日も休みの人がほとんどです。（笑）
なので、今日から日曜日まで、4連休の人がほとんどです。
いいなー陽気な国民性。私は大好きです。
ということで今日は、弁護士のテツジさんが
お墓参りに行くということで、私もついて行きました。
でもブラジルのお墓参りはやっぱり日本とは違う・・・
お墓参りも命がけでした。(^^;)
テツジさんのご先祖が眠る墓地は、
サンパウロから車で1時間以上走った郊外にあります。
サンパウロの中心部は、
比較的富裕層が居住する地域があるので治安もまあまあですが、
郊外、特に田舎に出ると、貧困層の居住区が増えます。
すると、治安も荒れてきます。
安全のためには、サンパウロ市内にいる時よりも、
周りに警戒しながら行動しなくてはなりません。
テツジさんの家のお墓は、そんな郊外にあるため、
お墓参りはいつも人出の多い、明るい時間しか行けないそうです。
しかも、なるべく大人数で行くこと。
お墓参りは、みんなでご先祖に会いに行くというよりも
自分たちの身の安全のために、
大人数で行かなければならないそうです。
お参りしている間は、背後を見張る役割と分担して、
警戒しながら墓参するそうです。
テツジさんのご家族と車を走らせ、サンパウロ郊外へ。
途中で、2014年FIFAワールドカップの開会式
会場になったサッカースタジアム、アレーナ・デ・サンパウロの
横を通り過ぎて、さらに田舎へ抜けて行きました。
お墓に着くと、お盆の時期でもあったため、
今日は多くの人でにぎわっていました。
安心して、何事もなくお参りができました。
お墓参りから帰ってきて、テツジさんのお宅で、
家族の皆さんと話していると、今日の晩御飯の話題になりました。
今日はお盆休みで、家族もそろっているので
外食にしようかという話になり、
私が食べたいものを食べさせてくれることに。(*^^)v
何が食べたいか・・・って、やっぱりそろそろ和食でしょ！
連日の肉と豆料理で、だいぶ私の胃腸も疲れ気味でしたので、
肉や豆類以外。
ラーメンとか食べたいな～と提案してみました。
すると、サンパウロの東洋人街、リベルダーヂには
とんこつラーメン屋があるとのこと！
今夜はラーメンに決まりました！！
ワクワクする気持ちを抑え、東洋人街リベルダーヂに到着しました！
えっ！ この辺の地域大丈夫！？
到着して思わず目を疑いました。
落書きも多く、人通りも少ないですが、
まちのメイン通りから外れなければ大丈夫だそうです。
ラーメン屋さんは、車を停めてすぐのところにありました。
じゃーん、今日の夕飯、ラーメンチャーハンセットです！！
私はしょうゆラーメンとチャーハンと、
餃子もつけちゃいました。(*^^*)
たいしたものではなかったんでしょうけど、
ブラジル料理を食べ続けていた私には、
どれもこれもおいしくて、２人前食べてしましました。
お腹いっぱいに食べ過ぎてしまったので、
家族みんなで、少し東洋人街を散歩して帰ることにしました。
この東洋人街リベルダーヂは、
かつては世界の中でも、最も日系人が多く住んでいた地域で、
まるで日本にいるかのような街だったそうです。
時代の流れとともに、日系人はサンパウロ各地へ離散し、
今は、韓国人・中国人の街になっているそうです。
彼らは、日本語の看板を掲げて、
自分たちの国のものを売っているらしく、
世界からの観光客に日本を誤解させるような
行為をしているようです。
残念ですね。。。
ここは、リベルダーヂにある日本庭園です。
ここには、日本政府の要人や皇族の方々も訪問されている
日本文化を発信している公園だそうです。
夜は閉園されていました。
更に歩いていくと、だんだん人通りがなくなり、
道は坂になって下って行っていました。
この先は、チャイニーズマフィアの縄張りらしく、
これ以上は危ないと言われたので、
私はあわてて引き返してきました。
そんなこと言われなかったら、
私は知らずに、どんどん行ってしまっていたところですよ。。。
あぶなー (;´Д`A “`
時計を見ると、もう23時になっていました。
明日も休みですが、夜更かしも早々に
そろそろ帰宅することに。
帰路には、サンパウロの繁華街、
パウリスタ通りを車で案内してくれました。
ここは、サンパウロの有名なテレビ局だそうです。
真っ黒な夜空に、きれいですね。
ビルの屋上から、テレビ塔が高くそびえています。
地震がない国だから、こんな作りができるんでしょうね。
パウリスタ通りを抜けて、家路へと車を走らせていると、
何やら前方に、トラックの長い列が・・・。
初めは何か分かりませんでしたが、
だんだん近づいていってみると・・・
なにやら黒い大きな箱を積んでいます。
積み荷には、文字が、、、
「WILLIAMS」・・・？？ ウィリアムズ？？
すると運転してくれていた、
弁護士のテツジさんの息子さんのエイジさんが、
「これ、Ｆ１の車両運んでますよ！！」と大興奮。
あー、確かに、こちらの箱はトロロッソ、
フォースインディア、マクラーレンと聞いたことある
チーム名が書かれた箱が、次々とトレーラーに載せられ
一列になって走っています。
この荷物、実は、来週、Ｆ１グランプリのレース会場になる
ブラジルサンパウロにある、インテルラゴスサーキットへ向けて、
空港から運んでいる車列だったのです！
エイジさんは私に、
「この道をまっすぐ行くと、インテルラゴスがあります！」
「どうします？ ついて行ってみますか？？」とお誘い❤
この状況、もう行くしかないでしょ！！と私
「ぜひ、連れてってください❤」とお願いしました。
空港からインテルラゴスは、車で40分ぐらいの距離。
深夜のこの時間なら、30分で到着できる距離だそうです。
エイジさんもエイジさんの奥さんも、Ｆ１のファンだそうですが、
こんな車列には今まで出会ったことはなかったとのこと。
私もＦ１は大好きなので、車の中は大盛り上がりでした。
そしてついにサーキットへ到着しました！
インテルラゴスです！！
トレーラーの車列は、
どんどんとサーキットの中へ入って行きます。
私たちは入れないので、サーキットの外までです。
真夜中だというのに、煌々と照明に照らされて、
サーキットの中のスタンドまで見えました。
今度来るときは、ブラジルでのビジネスを成功させて、
このインテルラゴスサーキットでＦ１観戦するぞ！と
私は心に誓いました。
と、気がつくと、時間は真夜中の1時。
外を歩いている人なんていません。
ここまで私を連れてきてくれたエイジさんが、
「ささ、車に乗ってください。帰りましょう！」と。
私は興奮も冷めやらぬうちに車に乗り込み、
帰路へ着くことに。
車に乗るとエイジさんから、
「そういえばサーキットの周辺、ファベーラという
貧困地域でしたので、長居はあぶないですね。」と一言。
ひぇー、知らないうちに、またヤバイとこまで来ちゃってたの？？
私はまたしても冷や汗。
でも無事に、寄宿舎まで送ってもらいました。(^^;)
今日は、午前中のお墓参りから始まり、
テツジさん家族とのひと時、おいしかった夕飯、
Ｆ１コンテナを追いかけてインテルラゴスサーキットまで
と、ワクワクとドキドキの一日でした。
でもなんだか、ブラジルに来てから、
私は運のいいラッキーなことや、
素敵なご縁に出会えていることを感じています。
ブラジル滞在も、もう1週間をきりました。
あと5日間、実りあるビジネスチャンスをつかんで
日本へ帰国したいと思います。(｀･ω･´)ゞ
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